フランス革命期の政治家、Maximilien François Marie Isidore de Robespierre
マクシミリアン・フランソワ・マリー・イジドール・ド・ロベスピエール
(1758年〜1794年)は正義(徳)のための政治を旨とし「清廉の人」と呼ばれた。
実際弁護士時代はルイ16世の死刑を廃止する嘆願書を提出していた。
だが権力を掌握すると、ロベスピエールは恐怖政治を行い多くの人々がギロチン
で処刑された。
ロベスピエールの顔を復元したのは、法医学者のフィリップ・シャルリエ氏と
フィリップ・フローシュ氏を中心としたグループ。その元となったのは蝋人形師の
マダム・タッソーが作成したロベスピエールのデスマスクと残された複数の診断書
だ。しかし、遺体は直ちに処分されたとみられており、デスマスクが本人のもの
だったかという疑問も残る。
3D技術で復元された顔はあばただらけで、これまで描かれていた肖像画のイメージ
とはまったく異なっている。はたしてどちらが、実像に近いのか。論争はまだ
続きそうだ。